不動産店に行って紹介してもらった物件や、あらかじめネットで気になった物件の空室確認をしていたのに、不動産店でお部屋がふさがっていると言われたことはありませんか?
不動産検索サイトで紹介されている物件情報は、空き室が確認されて借り手を募集しはじめると、各不動産業者がそれぞれネットに掲載します。ネット掲載にはそれなりの作業が必要なので、厳密には募集開始が公開された時点で、すでに少々のタイムラグが生じています。また、借り手が決まった場合も、成約情報がネットに反映されるまでにもタイムラグが生じます。
そのため、お問合せいただいた時点で空室だったとしても、内見のお申込みをいただいた時には埋まってしまったという事態も起こりえるのです。
都内の不動産店は、現在コンビニより多いとも言われる状態なので、競争が激化しており、仕方がない状態なのかもしれません。
また、学生の方がお部屋探しをされることが多いのは2月から3月です。2月は私立大学の合格発表が始まり、3月は国公立大学の前期の合格発表が行われるので、一年で一番、賃貸物件の動きが激しい時期となります。
そうした繁忙期に重なる学生の皆さんのお部屋探しは、いかに早く契約にこぎつけるかが勝負です。
では、どうしたらタイムラグを最少にして、スピーディーに入居契約に進めるのでしょうか?
学生の方々に特有の事例に沿って、解説しましょう。
保護者の契約が多い学生さんのお部屋探し
学生の方が賃貸物件を借りる際は、ご契約者が本人である場合とそうでない場合がありますが、多くの契約は代理契約といって、収入のある保護者と契約を結ぶことがほとんどです。
そんな代理契約の場合、契約者となる保護者の方が契約内容を把握しておく必要があり、学生の方がお部屋探しで不動産店に出向いたりする際も、保護者同伴の方が契約までの時間を短縮できます。
希望条件をあらかじめ共有しておく
学生の方が保護者の方と一緒にご来店され、ご希望条件を伺うとそれぞれの希望が微妙にずれていることがあります。
来店時に物件候補を探しながら相談するのもよいですが、それがタイムロスにつながることは確かでしょう。
ですから、ご契約者となる保護者の方と、実際にそこで暮らす方の希望条件を、あらかじめすり合わせしておくことは大切です。
それぞれで不動産検索サイトを覗いてみたり、一緒にご覧になったりして、どのようなお部屋がどのくらいの賃料で貸し出されているのか、相場を把握しながら希望条件を話し合っておきましょう。
特に賃料を負担される保護者の方は、年々賃料が上がっているなか初期費用はどのくらいかかるのか、月々の支払額(賃料+管理費)はどのくらいが相場なのか把握しておくことが重要です。また、審査がスムーズに通るように、物件ごとのご契約者様の必須条件や、契約に際して必要な書類なども調べておきましょう。
お部屋の条件は、お部屋を探すエリア、お部屋の広さなどに加えて、セキュリティや階数など細かい部分まで相談して、条件を共有しておくことが大切です。
できる限り保護者の方もご来店を
上記をお読みいただけたら、不動産店の来店時も実際にお部屋に住まわれる学生の方と、ご契約者様が一緒にいらっしゃることが重要なのだとおわかりでしょう。
両者が顔を揃えていることで、
①その場で物件を検討し、絞り込みができる
②一緒にそのまま内見に行ける
③その場でリアルタイムに物件について相談ができる
④お申し込み手続きがスムーズに進められる
などの利点があり、それによって無駄なタイムラグが生じることがありません。
反対に言えば、実際に暮らす学生の方とご契約者様が揃っていない場合は、各段階で両者でやりとりをしなくてはならず、お申し込みまでに大幅に時間がかかってしまいます。
競争の激しい繁忙期なら、ほんのちょっとの時間差で、ほかの方に好物件のお申し込みをされてしまうでしょう。
なお、どうしても学生の方とご契約者様が揃ってご来店が難しい場合には、リライフではZOOMを使ったお打合せや内見も承っており、遠方でもリアルタイムのやり取りが可能です。ぜひ、ご活用ください。
リライフでは、初めて上京してお部屋探しをされる方向けに「上京して一人暮らしを始めたい お部屋の探し方や引っ越しなどの疑問を解消!」のコラムも別途ございます。
参考になさってください。
https://relife-search.com/column/rent/detail_14